初任研受けたことない積極的講師が独断と偏見で理想の初任研考えてみた

教育
※本記事は、旧ブログ「なるさわばしこLABO」から転載した記事です。所属等、現在の状況とは異なる記述がある場合があります。(2019年10月現在、なるさわばしこは小学校講師として勤めてはいませんが、いつかは教育界に戻ってくるつもりですので、今も積極的講師を自称しています。)

 

新しく採用された先生も

その先生が赴任した学校も

その学級で学ぶ子ども達も

みんなハッピーハッピー。

 

初任者研修ってそのためにあるものでしょ?

受けたことないから知らんけど。

 

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はじめに

 なるさわばしこ、講師2年目です。

講師は1年契約の不安定な仕事ですが、正規の先生よりもたくさんの学校を経験できるので、これはこれで気に入っております。

 

どの学校に行っても思うのが、「初任者の先生、大変そうだなあ」ということ。

※初任者……教員採用試験に合格し、正規採用された1年目の先生のこと。

 

私が見た初任者の先生たちはみんな

いつも遅くまで職員室に残っています。

パソコンに向かって何かしらの指導案を書いていて

指導教諭の先生と何かを相談していて

毎週どこかへ出張していて

なんだかすっごく忙しそうです。

 

対する講師の私は、放牧状態

たしかに研修や、指導教諭の先生からのアドバイスは受けられないけれど、

それでも毎日早く帰れているし(11月の残業時間は35時間でした)

楽しく働いています。

 

教採に受かった、優秀な人たちが疲労困憊していて

受かってない講師の私が働きやすさを感じている現状、

あまりにもおかしいです。

 

初任研は本来、初任者の先生をもっと働きやすくして

その教室で学ぶ子ども達を幸せにするためのもののはず。

 

私は初任研受けたことのない講師ですが、

独断と偏見で理想の初任研、考えてみました。

 

初任者・初任研経験者フォロワーさんに聞いた!初任研の問題点

 

まとめると

初任研は4月から始まるため、初任者の先生は学級経営と並行し、教室を空けて研修に出向いている(時期・時間)

にも関わらず、

 

行われる研修は「聞くだけ」「書くだけ」また概念的なもので実践的ではない。(内容)

 

さらに指導教諭の質や、初任者との適性も考えられてはいない(人)

ということのようです。

 

負担が大きいのに実際の学級経営に役立たないとは

まったく困った話ですね。

受けたことないから知らんけど。

 

独断と偏見で理想の初任研考えてみた

 

開始時期は大学4年生の10月から

まず、学級経営が始まってからの研修は負担が大きいうえ、色々と遅すぎるので、教員採用試験の合否が発表されたら、すぐに事前研修をスタートさせましょう。

 

期間は10月~3月の6カ月弱。これくらい時間があればみっちりと勉強できます。

この時期に別途留学やインターンシップ、学生のうちにしかできないことをやりたい人もいると思うので、この事前研修は参加自由とします。

また、教採に落ちた人でも、来年度講師になることが確定している人は同じ研修を受けることができます。

 

時間は学業に障りない平日の18時ごろから3時間程度が適当でしょう。

 

研修手当 時給1000円

参加は自由ではありますが、生活苦の大学生が負担なく学べるように、もちろん手当が出ます。交通費も全額支給です。

 

徹底的自己分析

まず研修開始と共に、大企業ばりの自己分析機会を設けます。

知能検査、性格検査、強み診断、etc…

 

このような検査です。

SPI(SPI性格検査)公式ガイド|リクナビ2020

受け方・診断方法 | ストレングスファインダー®とは | ストレングスファインダーで強みを活かす 株式会社ハート・ラボ・ジャパン

多種多様な分析によって、自己の特性を理解し、強みと弱みを把握します。

 

実力派教師によるスーパー授業参観

事前研修のなるべく早い段階に、圧倒的スキルを持った先生の授業を生で見学する機会を設けます。

 

教師という職をとことん掘削して極めたひとつの「解」は

初任者の心を揺さぶり、自信との差異を深く考えるきっかけになるでしょう。

 

選べるメンター制度の導入

従来の初任研では、指導教諭は退職後のベテラン元教員でした。

しかし競争のない公教育の世界、必ずしも全員が優れている教員とは限りません。

また、仮にスーパーベテラン教員であったとしても、初任者とミスマッチする場合もあり得ます。

バトルマスターLv100は確かにLv100でスゴイですが、ひつじかいLv1にはちと合わないですよね。そういうこと。

 

指導教諭の質と適性、どちらも保証するために、

理想の初任研では「選べるメンター制度」を提案します。

 

講師陣にはスーパーベテラン元教員のほか、現職教員、民間企業のビジネスマン、カウンセラー、哲学者、各教科の研究者、とにかく色々な業種のスゴイ人が揃っています。

この中から学びたいメンターを選び、先生としての心構えから人生相談まで、みっちりと関わる時間を取るのです。

 

そこで行われるのは、初任者それぞれの実態に応じた、完全オーダーメイドの指導

先生としてだけではなく、人間的な成長も期待できるはず。

 

実録!黄金の3日間講座

実践的講座も充実させます。

研修教材に4月はじめにある「黄金の3日間」を撮影したビデオを使用します。

大切だ大切だと言われてはいますが、実際何をどうすればいいのか分かりませんからね。

ここを超具体的に学んでいきます。

 

ひとつはベテラン、もうひとつは若手の3日間。

それもただ鑑賞して終わるわけではなく、

始業式までの準備、初日の動向、子どもへの働きかけ、しくじりポイント、などなど、ひとつずつ検討し、解説しながら理解を深めます。

 

経験年数による差異なども、大変参考になるでしょう。

 

「学びたい」コミュニティ作り

初任研の良さは、同年代の仲間たちと切磋琢磨できる点にありますから、

ここを生かさない手はないでしょう。

 

また、初任者といっても、それぞれ強みや弱みや専門分野が異なるため、

勉強のテーマは個々に合わせてチューニングする必要があります。

 

メンターや初任者が手を挙げて

学びたいテーマ毎にコミュニティを形成します

ここで担当外のメンターや他の初任者と関わる機会が担保できます。

 

教科について専門性を深めたい、

事務処理のスキルを上げて校務を圧縮したい、

ICTインフラを学校に整備したい、

子ども理解を深めたい、

などなど。

所属コミュニティはいくつでもかまいません。

 

ガチで学びたい人だけがコミュニティに集まるので、仲間たちと切磋琢磨しながら爆発的成長が期待できそうです。

 

網羅的な教師・実践図鑑 および教育アドバイザー

また、教育の世界では、優れた実践、技法や流派が色々とあるものの、どこにどうアクセスすればそれが学べるのかが明確化されていません。

 

ですから、教師や実践を網羅的に集めたウェブ図鑑を作成します。

教育のオープンソース化をはかるのです。

全ての先生たちは、自由にそこにアクセスし、優れた教師や実践について調べることができます。

また、このページに精通した教育アドバイザーを地域ごとに配当します。

先生たちの悩みに合った方法を提案するため、随時チャット相談を受け付けております。

 

4月からは担任か副担任か勤務形態が選べます

などなど、10月から3月まで、たいへん手厚い事前研修を行いますが、

むろん4月からいきなり「学級担任をやれ」なんて無茶ぶりはしません。

 

新入社員に入社3日目で顧客30人を専属で任せるなんて。ブラック企業じゃあるまいし。

 

もちろん希望があるなら初任者でも主担任を任せますが、

基本的に初任者の先生は副担任として、ベテラン教師のクラスや、その学年につきます。

学級経営のコツやベテラン教師の教育観まで、実際に教室の中で1年間、学ぶことができるのです。

ベテラン先生や所属学年的にも戦力が増えて大助かりでしょう。

2年目以降は安心して学級経営に臨めます。

 

「先生を大事にする」=「子どもを大事にする」

なるさわばしこは、新卒講師時代、はじめて持ったクラスで学級崩壊を経験しました。

その時に強く強く感じたのは、「現場はマジで面倒見てくれないんだな」ということ。

 

学校に赴任し

右も左もわからないまま

事務仕事に忙殺され、気付いたら子どもがやってきて

あれよあれよという間に悪手を連発。

気付いたら取り返しのつかない事態になっていました。

 

公教育の現場はいま、

採用倍率は信じられないくらい低下しているし

教員の不祥事は絶えないし

小学校でも6割の先生が過労死ラインを超えて残業する

ディストピアになりつつあります。

 

働く先生たちは「何をどうすればいいのか」も分からないまま

現場に放り出され

命を削りながら子どもと向き合っています。

 

でもそれって正しくないですよ。

 

なるさわばしこが主張するのは、ごくごく当たり前のこと。

先生を大事にしましょう。

働き方を整えることで。

 

笑顔で子どもと向き合う時間を確保できるようにしましょう。

授業の準備を満足いくまでさせてあげましょう。

学級の成功率を上げられるよう、準備の時間をあげましょう。

 

先生達を大事にすることが、

そのクラスにいるひとりひとりの子ども達を大事にすることに

絶対に繋がるから。

 

教採に受かって、熱い志をもって、

学校にやってきた初任の先生たちが、

「先生って素晴らしい仕事だな」って

笑顔で毎日を過ごせますように。

 

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