学級崩壊させる方法

教育

 

※本記事は旧ブログ「なるさわばしこLABO」から修正を加えた上、転載したものです。
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基本的マインド

①偉い人に完全服従しましょう

新社会人になったばかりのあなたは、右も左も分からないはずです。

 

だから、自分より偉い人の言うとおりに仕事をこなしましょう。

あなたより長く働いているのだから、この人達の言うことは絶対的に正しいのです。

 

経験年数の少ないあなたの考えることなど毛程の価値もないものです。

 

命令された仕事が、どんなに困難で意味のない作業に思えても、あなたのやる気か能力が足りないだけなので逆らってはいけません。

 

学校文化というものは、前例を踏襲して、守り続けることがとっても大切なのです。

 

 

くれぐれも自分の頭で考えてはいけませんよ。

 

②事務仕事を最優先にしましょう

先生として働く上での仕事は大きく分けて4種類あります。

・事務仕事

・学校の仕事

・学年の仕事

・学級の仕事

です。

 

このうち、最優先で取り組むべきが事務仕事です。

教育公務員は実は、事務的な仕事を主としてこなすために採用されています。

放課後すぐにパソコンと向き合って、事務仕事に励みましょう。

 

各種手紙の整理や連絡網や名簿の作成、テストの入力、外部機関から送られてくる調査用紙への回答などなど、膨大で多岐にわたりますから、まとまった時間を取って向き合いたいものですね。

 

 

もちろん、学校の仕事も学年の仕事も学級の仕事も、どれも大切ですから、手を抜いたり楽をしようとしてはいけませんよ。全部やりましょう。

 

③なるべく時間をかけましょう

全ての仕事に対し、なるべく時間のかかる方法で取り組みましょう。

 

子どもの宿題は預かって、一人一人丁寧にコメントをつけるべきです。

返却に数日かかったとしても、時間をかけたのですから必ず効果があらわれますよ。大丈夫。

授業は単元ごとに、手製の教材やワークシートを作るようにします。

既製品では、学びが子どもに伝わらないですからね。

 

学年での話し合いでは、お菓子とお茶を用意した上で、心ゆくまで様々な話題について議論しましょう。予め何について話すか決めておくのは野暮というもの。時間をかけて話し合ったということが大切なのです。

毎日1時間くらいは学年会を開きましょう。

 

 

あなたのかけた労力が、やる気や誠実さの指標です。体が疲れる方法だと尚いいでしょう。夜遅くまで職員室に残り、たくさん働きましょう。

 

④一人でやりましょう

自分より偉い人達はみなさん多忙でいらっしゃるので、なんでもかんでも聞くのは迷惑です。困ったことがあったとしてもなんとか自分一人で解決するようにしてください。

 

聞けば5秒で解決するようなことでも、自分の力で1時間かけて解決することは尊いことです。

仕事を振られた時には、「ハイ!」「喜んで!」の2種類で答えましょう。

 

自分の仕事がどんなに多いように思えても、それはあなたのやる気か能力が足りないだけです。他の人はもっともっと忙しいので、間違っても頼ってはいけません。

 

 

どんなに大変でも、自分一人の力でなんとかするべきです。

 

⑤体力の限界まで働きましょう

経験年数のないあなたにある唯一の資産、「体力」は無尽蔵に存在します。

先生としての全ての仕事はどれも大切で、一つとして欠かすことのできないものなので、全て全力投球し、完璧にこなしましょう。

 

残業時間は長いほうがいいですし、休みの日も積極的に出勤するべきです。やるべき仕事は無限にありますし、あなたの体力は無尽蔵にあるのですから。

周りが「ちょっと休んだ方がいいんじゃない?」「もう帰ったら?」と止めようとしても、全然大丈夫なので聞く耳を持たなくていいです。

 

体力の許す限り、ヘトヘトになるまで働きましょう。

 

 学校が閉まっても、仕事はそこで終わりではありません。教育公務員なので、我々は24時間365日、子どもと学校のことを考え続る必要があります。終わらなかった仕事は持ち帰り、日付が変わってもやり続けましょう。

次の日仕事があったとしても、睡眠時間を削ることが責任感のあらわれですから。

 

子ども対応

①休み時間に丸付けしましょう

子どもは子ども同士で遊ぶものなので、特に先生は介入する必要はありません。やることもないのでひたすらプリントやテストの丸付けをして過ごしましょう。

 

子どもが話しかけてきたとしても、取るに足らない雑談なので、まともに受け答えなどしなくていいです。目を合わせず適当に返事しましょう。

 

②問題行動は積極的に取り上げて叱りましょう

 どのクラスにも2~3人くらいは、問題行動が気になる子どもがいます。

手いたずらをしてしまったり、椅子にじっと座れなかったり、友だちについ手が出てしまうような子どもは、積極的に叱るべきです。

その際、なるべく時間をかけ、皆の前で叱咤するようにしましょう。少しの違反でも許してはいけません。

 

大きな声で威圧するといいですね。なんとしても問題行動はやめさせてください。

 

逆に、先生の話をよく聞くことや、友だち同士で仲良くすることなどは、子どもならできて当たり前のことなので、特に褒めないようにしましょう。

 

③力には力で応戦しましょう

 大きな声を出して授業妨害してくる子どもには、より大きな声をもって制するべきですし、物を投げたりしてくるしてくる子どもには、こちらも教卓をどんどん叩いたりして、力の強さを見せつけましょう。

 

同じ土俵で問題児と戦うことが大切です。

 

次第に向こうも使う力が強くなってくるとは思いますが、負けないようにさらなる圧をかけましょう。

 

おわりに

懸命な読者のみなさまならもうお気づきかと思いますが、

この記事の真のタイトルは

【学級崩壊させない方法】です。

全て反対に読んでください。

 

初任の時、右も左も分からない私は上に書いた方法を全て実践し、学級崩壊を迎えてしまいました。

 

忙しさにかまけて、本当に大切なことを見失った結果です。

 

無限に湧いてくる事務仕事を最優先に処理しようとした結果、学級のことがおろそかになりました。

 

全ての仕事をやろうとした結果、22時まで残業する羽目になりました。

 

忙しそうな周囲を気遣うつもりで相談しなかった結果、どんどん問題が深刻化してしまいました。

 

問題行動ばかりに着目し、子どもの良さを見ようとしなかった結果、頑張っている子ども達にそっぽを向かれてしまいました。

 

 

1学期の終わりごろには、もう手の施しようがない状態になってしまっていました。

授業はもはや成り立たず、

教室中にゴミが散乱し、

休み時間の度に深刻なトラブルが発生、

担任である私への暴力も毎日のようにありました。

 

 

あんなに夢見ていた仕事だったのに

毎日死ぬことばかり考えている自分がいました。

 

心療内科に通い、朦朧とする薬を飲んで、毎日勤務しました。

 

行きの電車から涙が止まらず、更衣室で泣いていたら、管理職から「プロ意識が足りない」と叱られました。

 

もともとその学校では1学期だけの契約でしたが、1年間だった場合、今頃命は無かったかもしれません。

 

夏休みに育休明けの先生とバトンタッチし、その後クラスは安定したと風のうわさで聞きましたが、あの4カ月が消えるわけではありません。

 

私は、子どもの大切な人生の時間を奪ってしまいました。

覚悟と準備が足りていなかった。

きちんとあの子達を愛することができなかった。

最低の教師でした。

 

今後どんなに成功を重ねたとしても、その罪が消えることはないのでしょう。

先生として働く人たちは、誰しもこのようなある種の業を抱えているのかもしれません。

 

私にできるのは、

もう二度と同じような苦しみを子どもに味わわせないよう最善を尽くすことと、

後に続く先生たちを少しでも助けることくらいです。

 

学級経営の成功は、間違いなく先生の幸福度を左右します。

考え続けてください。

 

 

そのための最善は何か?

今、確実にすべきことは?

逆に今、すべきでないことは?

有限な体力をどこに振り分けるべきか?

考え続けてください。

自分の頭でもって、最適解を選び続けてください。

 

 

信じられないほど忙しい現場です。

膨大な仕事は、あなたの思考をいとも簡単に奪い去ります。

 

 

本当に大切なことを、ゆめゆめお忘れなきよう。

 

 

あなたの新しい一年が、幸せなものとなりますように!

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