①レシピ博士(知識)
脳内に料理レシピの膨大なデータベースがある人。
レシピを知ること自体が好きなため、常人が知らないようなマイナーなレシピも完備。食習慣や民族の歴史等、横軸の関連知識も豊富だったりする。
料理を求められた場合はグラム単位で間違いなく作成できるし、類似レシピの検索も可能。(オムレツ➡︎オムライス、かに玉、卵焼き……)
レシピを忠実に守るため、ゼロベースで考えることが苦手。アレンジレシピとなると困ってしまい、パセリを振る程度に留める人が多い。
②やりくり上手な主婦(構築)
冷蔵庫を少し見ただけで最適解を導き出す人。
限られた予算、食材、時間。制限が多い中でも美味しくそこそこ栄養バランスのある料理を作ることができる。
情報の取捨選択(今使うべき食材の優先順位)、ステークホルダーである家族への配慮(味付けが全員に合うように調整する)等、戦略的に食卓を作り上げる技術がある。
作るものは超一流の絶品料理!というわけではないが、一定のクオリティを常に保ち続ける安定感は流石としか言えない。
③料理研究家(創造)
独自の発想力で、誰も閃いたことのない料理レシピを考案する人。
作る料理は大体奇想天外、「頭がおかしい!」と酷評するアンチと「天才だ!」と絶賛する信者の両方を抱えている。
チャレンジ精神旺盛なものの、悶絶必至の激マズ料理と革新的な絶品料理、どちらになるかは本人にも食べてみるまで分からない。
①のレシピ博士からは「料理への冒涜だ!」等と迫害を受けているケースも多々ある。
④食の道場 師範(抽象化&体系化)
料理を教えるのが上手い人。
一口料理を食べただけでグラム単位で正確にレシピを言い当てられるので、弟子の作った料理に足りない調味料を分かりやすく伝えることができる。
また、和食や洋食等の特徴量を掴むことも巧みで、弟子の料理の味から得意な系統の料理を推測することも上手。和食向きの弟子にはとりあえず和の食材を渡して、料理の練習をさせるのである。
⑤インスタグラマー(プレゼン)
人心掌握のプロ。料理に価値付けするのが上手な人。
料理の腕はさておいて、美味しそうに写真を撮れる。「今しか食べれない季節の食材!」「○○何個分の栄養素!」等キャッチコピーも巧みで、ついつい手に取ってしまう仕掛けを豊富に備えているため、集客能力が高い。言語化できない部分で、魅力的に料理を価値付けできる。
しかし実際のところ美味しいかどうかはあまり関係なく、「集めた仲間と食べる」体験に重きを置きがち。
①〜④の人とタッグを組んでサポートすることで、作った料理をたくさんの人に試食させることができる。