忙しい人のための「まんが屋」3行まとめ
「なんでもオモチロ屋」とは?
なるさわばしこのオモチロイなんでも屋さんです。
詳細はこちらの記事をご覧ください。

依頼を受けた経緯
4月終わりになんでもオモチロ屋の告知を始めた頃、お声かけ頂きました。
お仕事依頼したいんですが、DMで相談してもいいですか?
— 杉山史哲 (@symphonicity) April 28, 2020
依頼内容は、PR漫画の作成。
いわゆる企業案件ですね。緊張します……!
絵を描くことは好きな私ですが、漫画を描くのは中学生の時に「りぼん」に投稿した時以来。
作業がやや難航しそうで不安でしたが、「動画視聴時間も時給に含めて良い」「初めは時間がかかると思うがその分の時給はお支払いします」と杉山さんが仰ってくださり(ありがたい!)、依頼を引き受けることにしました。
依頼人について
杉山 史哲様
教員向けオンラインサービス「みんなのオンライン職員室」(通称:みん職)の運営をなさっています。
ばしこは絵の依頼が来た場合、はしゃいでしまいがち。ついつい遊び心を入れてしまうのですが、あたたかく見守ってもらえました(笑)
報酬
動画視聴時間 30分強
ラフ画作成時間 1時間半
線画作成・着彩時間 3時間半
合わせて作業時間が約5時間半でしたので、5500円を頂戴しました。
「PRまんが屋」日記(納品までは約2週間)
動画を視聴する
「みんなのオンライン職員室」は動画配信サービス。漫画を描くためには動画を観なければ始まりません。
今回は動画第1回に登場する、坂本先生(さるさん)の紹介漫画を描くことに。
(ちなみに坂本先生となるさわばしこは知人です。世間は狭い。)
1本20分の動画を2本視聴しました。
1週間かけてラフ画を作成
動画を観た後はアイデアが閃くのを待ちます。(ここが1番大変です)
部屋を徘徊したり奇声をあげたり美味しいものを食べたり……
一見全くお仕事をしていないかのように見えますが、頭の中では猛烈に働いているのです。経験上、机に向き合うよりも効率的な方法なのでそうしています。
数日そのように過ごすと、アイデアが舞い降りてくるわけです。
浮かんだアイデアを基に描いたラフ画がこちらです。
この段階で画像を送ってみたところ、杉山さんからは「素晴らしいです!こちらが期待している以上のものでした!」と褒められました。嬉しいですね。早い段階で相談したことも好印象だったようです。
3日かけて線画を作成
ラフ画さえ描いてしまえば、後はほぼ決まった作業です。
ささっと描いたラフ画を具体的に描写していくだけ。
依頼人から「坂本先生をさるのイラストにするのも悪くはないが、人間のようなキャラクターに変更できないか」と要望があり、修正しました。
ラフ画の段階で一度相談していたので、楽に軌道修正ができたわけです。
完成度5割の段階で仕事の進み具合を見せ、「これで合ってますかね?」と聞く。
こうすることで依頼人の要望も満たせるし、なるさわばしこの側も余計な作業をしなくて済みます。こまめな報連相は生産性を上げるのです。
5日かけて着彩・セリフ入れ
線画が完成したらまた依頼人に相談し、着彩とセリフ入れを行います。(他の依頼と並行して作業していたので少し遅くなりました)
ここでも依頼人とやり取りしながら進めていきます。
ばしこ「坂本先生のスーツの色、黄色と茶色でどうですかね?」
杉山さん「モンキーカラーはちょっと攻めすぎですね(笑)」
ばしこ「(´・ω・`)」
モンキーカラーは渋々断念しました。(普通の依頼人なら怒ってもいいところです。杉山さんはやさしいですね。)
完成したと思っても油断はできません。内容に問題ないか確認を取っていきます。漫画に登場する坂本先生にも意見を伺い、修正していきます。
自分が良いと思っていても、細かなセリフひとつが悪影響を与えることもあるので、時間をかけてでもこの作業は丁寧にすべきです。(特になるさわばしこには社会的な常識が欠けているところがあるので、ちょっとしつこく確認するくらいが多分丁度いいのです)
このようにして細部を修正したら、完成です!
依頼人コメント
この度はありがとうございました。最初のラフ案をいただいた段階で今回の発注は上手くいったと感じましたが、納品まで丁寧に進めていただき大変ありがたかったです。引き続きよろしくお願いします。
終わりに「依頼の『おかわり』をもらうには」
納品後、杉山さんからこのような提案をいただきました。
なんと、「今後も継続して依頼を受けてくれないか」と言ってくださったのです!!
断る理由はありません。仕事内容は私に合っていて、報酬面も十分。何より途中経過まで丁寧に褒めてくれる依頼人の人柄が魅力的なのですから。
もちろん二つ返事で了承しました。
なるさわばしこは、依頼の『おかわり』を頂けた理由を考えました。
他の依頼とは違い、今回の依頼は企業案件でした。
個人のやり取りとは違い、企業案件は関係者がとても多いです。
しかも依頼内容はイメージ作りに関わる漫画作成。
私のミスが取り返しのつかない影響を与えてしまう可能性があるのです。必然的に気を遣います。
今回の依頼では、いつも以上に「とにかくこまめに報連相する」ことを心掛けました。
動画を視聴する段階、ラフ画の段階、線画の段階、着彩・セリフ入れの段階……
ひとつひとつの段階で「これで良いですかね?」「この方向で合ってますかね?」と依頼人に聞いていったのです。
(もちろん私のしつこすぎる報連相に丁寧に対応してくださった依頼人の人柄もありますが)その結果、依頼人の要望を満たす品が作れたのではないでしょうか。
人と人とのやり取りでは、どうしても齟齬が起こります。
絵のような抽象的な領域ならば尚更でしょう。依頼人の欲しい絵と、描く側が「これかな?」と思う絵は違うかもしれません。
なるべく早い段階でイメージのすり合わせを行うことで、このような行き違いを最小限に抑えることができるのです。
また、こまめに報連相することで、依頼人から信用を得やすくもなると思います。
頼んだ品が完成するまで全く連絡してこない人より、拙くてもちょこちょこ進捗を連絡してくれる人の方が、依頼人としては付き合いやすい筈。
「ここ気に入らないけどもう完成しちゃってるみたいだし、言いづらいなー」という相手よりも、「まだ下書きだったら直してもらえるかも!言ってみよう」と思える相手の方が仕事を頼みやすいわけです。
作品の完成度以上に、こうした姿勢が仕事の『おかわり』に繋がったのではないでしょうか。
個人で仕事をする際は一層「報・連・相」を大切に。学びを得たお仕事でした。
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なんでもオモチロ屋では、引き続きオモチロい依頼を募集しています。
ご興味がある方は、こちらをご覧くださいね。

みなさまのご依頼 お待ちしてます!!